バックができるまでの工程

【バッグができるまでの工程】

1.塩漬け 原皮 2.水漬け~裏打ち~灰漬け 3.ロムなめし
4.漂白 5.染色 6.自然乾燥
7.シェービング 8.再染色~張り乾燥
10.デザイン考案 11.試作品 12.型取り
13.原皮から型抜き 14.最終仕上げ 15.製品仕上がり

【韓国のあるハンドバッグ・メーカー見学記】

ソウル中心部から、車で走ること、約1時間。 工場地帯というものの、高層ビルの立ち並ぶ地域。
その中の一ビルに到着し、車に乗ったまま、エレベーターに乗って、屋上に上がるとそこが駐車場。 人間用のエレベーターに乗り換えて、ある階で降りる。
いくつにも仕切られた一角が、この会社の事務所と工場。

【ストックルーム】

世界各地からクロコダイルの原皮が、シンガポールのヘンローン社に送られ、なめされ、染色された状態で、メーカーが仕入れます。
*ヨーロッパの有名ブランドもヘンローン社のクロコのスキンを仕入れていますということは、”一級品のスキン”ということです。

なめしや染色の技術が 進歩して、こんなにきれいな色がたくさんそろいました

【シェービングの機械】

クロコのスキンの裏側を削って、できるだけ薄くします。
これは、何でしょう?メノウです。
これで、クロコダイルのスキンを磨き、グレージング仕上げをします。
どのように使われているのでしょうか?

【グレージング】

このように機械に取り付けて使います。
みるみるうちに、スキンがピカピカになっていきます。

【ボンベイ加工】

簡単な機械に見えますが、スキンを裏側から熱処理をして、クロコ独特のふくらみを持たせます。
メーカーごとに、独自の手法があるみたいです。
熱を加えるので、スキンが少し縮みます。
(下の2枚は色が違います。色は関係ありません。)
  
ボンベイ加工後(表)  ボンベイ加工前(表)
  
ボンベイ加工後(裏) ボンベイ加工前(裏)

型抜き

カッターで、スキンを型に合わせて切り抜きます。

縫製

ミシンで縫い上げます。

仕上げ

バーキンのトップをニスで仕上げます。